マスタリングの技・コンプレッサーのコントロール
2019年11月01日 13時08分
レシオとスレッショルド
4:1程度の高レシオ、高スレッショルドの設定は、パンチの効いたサウンドを作る際の設定です。やり過ぎると音が歪んでしまうことがあるので注意が必要です。2:1の若干低めのレシオに設定すると、サウンドに丸みや暖かさ、厚みといった効果を与えやすくなります。
高レシオと低スレッショルドの設定は、サウンドをつぶす可能性があります。オーバーコンプレッションには注意が必要です。
アタックとリリース
ショートアタックとショートリリースは、コンプレッサー使用上のルールとして避けましょう。早目のアタックタイムは硬いベース音などを柔らかくする効果があります。ただ、いきいきとした感じが失われやすくなるため、扱いには注意が必要です。オートマチックやインテリジェントなどの設定を使用すると、不自然なエフェクトを避けることができます。しかし、コンプレッションの多用につながるため、注意が必要です。